コンサートでもない、映画でもない、SFでなくもない 「HTML劇場」──

情報風景インスティテュート株式会社

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Human Noon


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第十三章 三人の偉大なる先達から導かれる図式


 ユークリッド『原論』

 紀元前300年頃のギリシアの数学者。
 「原論」の著作によって幾何学を大成、
 2000年以上にわたり唯一の幾何学体系を
 なした。(広辞苑より)


偉大なるカントふたたび

 時間とは内的直観の形式である。

 空間とは外的直観の形式である。

 これを物自体として考えることができねばならないという考えは、
 依然として留保されている。


ショーペンハウアー 徹頭徹尾

 世界はわたしの表象である。

 世界はわたしの意志である。

 物自体が何であれ、意志こそ本来の物自体である。


ニーチェの事業

 「おまえ偉大な天体よ」とかれは、かつてのことばと同じことばを語った。「おまえ深い幸福の目よ、もしおまえがおまえの光を注ぎかける者たちをもたなかったら、おまえの幸福もすべて何であろう。 ……

 ──だからわたしはふたたび地と人間との大いなる正午について語り、ふたたび人間たちに超人を告知するのだ。


三人の偉大なる先達から導かれる図式

 物自体 → 意志 → 遺伝子 → 情報 (自己複製子)

 表 象 → 五感 → 大 脳 → 風景 (五次元様子)


Human Noon

 ──地と人間との大いなる正午



第三部 完(2022年2月3日 12:48)